++セントラルマーケット++

Central Market
昨日おとといと休みだったセントラルマーケットがオープンしているということなので、朝から出かけることにした。
120年もの歴史を持つ南半球最大のマーケットは、野菜・果物・肉類・魚介類・ナッツやシード類・コーヒー・ワイン等々ありとあらゆるものが驚くほど豊富にある。お店の数、何と80以上という。
人口一人あたりのレストランの数がオーストラリア1というアデレードの、まさに台所なのだと思う。
お肉も野菜もキロ単位で売っていて、とても安い。
「ナッツ類を買おう」と思ってきた私は、たくさんのナッツ・かぐわしいバニラやヘーゼルナッツがブレンドされたコーヒーなどを購入した。

午後、落ち合った息子が、旅行社に連れて行ってくれ、大人向きのワインテイスティングツアー、バロッサ・ヴァレー行きを予約した。
お酒の飲めない私は、それほど乗り気ではなかったが、せっかくアデレードに来たのだからと、夫や息子は乗り気だった。

アパートに戻った私は、留守番をしているおじいちゃんやおばあちゃんのためにもと、写真を数枚撮った。ベランダのすぐ下には、ギャラリーやミュージアムや大学など、文化的な施設が並んでいる。
ちょっと歩けば、賑やかな商店街もあり(金曜日だけが夜9時まで営業。普段は5時には閉まってしまうのだが)、日本での我が家より、ずっと便利に暮らせそうな所だ。

夜は、夫と二人、息子が「たくさんレストランがある」と教えてくれたノースアデレードに食事に行った。
私たちが選んだのは、落ち着いたタイ料理のお店。
本場タイで食べたタイ料理は、少しだけ苦手なところがあったが、ここアデレードのタイ料理は、とても口にあって美味しかった。

                                          05.06.14Tue.
 
    


++ミュージアム&アートギャラリー++
 
アデレードには、有料のバスと共に、フリーのバスがたくさん走っている。神戸のシティループバスは、小型で有料だが、大きくゆったりしたアデレードのシティループは、無料な上に、案内のパンフレットなども載せて走っているのだ。
夕方6時半ぐらいになるとなくなってしまうが、このバスは本当に便利だった。
黄色が基調になった車内は明るくポップなイメージで、乗っていて心地よい。
運転手さんも皆気さくに、乗客からの質問に答えていた。

そのバスに乗って行ったのは、南オーストラリア博物館だ。オーストラリアの自然史や文化史が、たっぷり紹介されていて、特にアボリジニ芸術のコレクションの充実ぶりは、見応えがあった。
ゆっくり観て廻った後、息子に会い、一緒にスーパーに行って、食材を買った。
昼食をご馳走してくれるそうだ。
メニューは、ステーキにパスタとワインを添えて・・・。
もともと料理の得意な息子だけれど、この日のメニューは、特に美味しかった。



楽しいランチタイムの後、夫と二人、今度は南オーストラリア美術館に向かう。
16世紀のヨーロッパ・アジア美術から、18世紀オーストラリアの絵画・彫刻・工芸品、そして近代アートまで、実にたくさんの芸術作品が展示されていた。
こんなにゆっくりたくさんの絵画を観たのは、初めてだったような気がする。

素晴らしい二つの施設が無料で公開されている。
荷物を預け、ゆっくりと鑑賞できたのも良かった。
また、博物館隣の図書館には、ジャズが流れ、好きなCDやDVDが借りられる。
息子にとっては、この上なくありがたい場所になっているようだった。

夕食の時間に「友達を連れて行くから」という息子といったん別れた。

夜、ホテルにやってくるのは、男の子だとばかり思いこんでいた私たちだが、やって来たのは、可愛い可愛い女の子。
私はすぐに、素朴で優しいオハイオ出身の彼女を大好きになってしまった。

                                      05.06.15Wed
  

 



Art Gallery of SA


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